修理、魅せます。

内容的にはサブカルではないのですが、これが放送されていた場所がサブカルに関係があります。

これは、一般のテレビの地上波などで放送されていたものではなく、任天堂の据置ハードであるWiiにおいて、任天堂が提供していたチャンネルコンテンツの一つであるWiiの間というコンテンツにて不定期で配信されていたものになります。

もちろん、Wiiのオンラインサービスは終わって久しいですので、今これを実機で見ることは叶いませんが、サービスオン時は、この優良なコンテンツがいつでもタダで見れたのです。

この修理、魅せますは過剰な演出もなく、修理人のすごい技術を毎回紹介しており、深みを感じる石坂浩二氏の淡々としたナレーターに乗せて、巧みな技をひたすら見れる10分ほどの贅沢な番組となります。

地上波で流したとしても、全くもって問題ないレベルの編集と題材であり、こういう番組を地上波で観たいなと思うと同時に、ゲーム機だけで見れる特別な配信だからこそこれだけ力が入ったものが作れたという気もしています。

リアルタイムで配信されていた時は、これが更新されるととても嬉しくて、何度も何度も修理を観ていた記憶があります。

残念ながらWiiの間のサービス終了とともに、更新は途絶え、全14回と決して多くない配信の番組でありましたが、修理人と同時にテレビマンの矜持も見える非常に良質な番組だったなと今でも思います。