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銀河鉄道の夜(と音楽)

アニメ

宮沢賢治の作品の中でも、知名度が高く、またその神秘的な世界観は今でも新鮮さに溢れている『銀河鉄道の夜』のアニメ映画のサウンドトラック動画です。

1985年制作、宮沢賢治の映像化しにくい世界をどのようにアニメーションで表現するのか?

その答えは、イラストレーターのますむらひろし氏がキャラクターデザインを務めたキャラ造形にあり、この作品では人間ではなく猫の姿で銀河鉄道の夜の登場人物を再現することにしたのです。

また、タイタニック号の犠牲者の魂が集まるシーンは人間が登場するなど、世界観の融合のさせ方が見事な一作でした。

日本の作家でありながら、そのキャラクター名はどこか欧州を感じさせるこの作品の世界観に、賛否はあったようですが、賛が多いという結果になり、また今見てもその表現方法には舌を巻くハイクオリティなアニメとなっています。

私も幼少のころ、VHSでこの映画を両親と一緒に見ましたが、その映像については今もなお記録に鮮烈に焼き付いています。

作曲をしているのは、YMOのメンバーであり、現時点で唯一存命している細野晴臣氏となっています。

銀河鉄道の夜の名にふさわしく、神秘的かつ荘厳な楽曲群はまさに夜に聴くのがふさわしいかと。

上記リンク先の動画概要欄には、サントラの曲名が書いてありますが、普通の人には見慣れない言語かと思います。

実はこのサントラの曲名は、基本的にエスペラント語(全世界共通の人造言語)で書かれているのですね。

日本語の曲タイトルは上記リンク先のページで見ることができます。

個人的お気に入りは、別離のテーマ、45分、そして何よりもエンド・テーマ『銀河鉄道の夜』

この曲はこの映画だけではなく、CMなどでもたびたび使われることがある名曲で、このアニメを知らなくてもこの曲は知っているという人はいるかもしれません。

実際のアニメでは、スタッフロールとこの音楽とともに、宮沢賢治のほかの作品である『春と修羅』の冒頭部分を、マンガ日本昔話の男性キャラ役を演じていたことでおなじみ、常田富士夫氏が独特のリズムで朗読しており、こちらもこのアニメを観た人なら印象に残っている人がほとんどではないでしょうか?

最後に余談ですが、この作品に出てくるタイタニック号の犠牲者たちについて、日本人で唯一タイタニック号に乗船し、そして生き残った数少ない乗客であった一人の細野正文氏が、細野晴臣氏の祖父という事実があり、巡りあわせの偶然を感じざるを得ない事実でもあります。

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